鉄壁のブラザー・シップ(1)
SRT、研究部員たち、アーム・スレイブ整備員をはじめとする、その『実験』の関係者たちは、ずらりと並んだモニタを見上げていた。 モニタに...
るろうに剣心、フルメタル・パニック!、ガンダムSEEDなどの同人小説・漫画保管庫です。
フルメタル・パニック!の二次創作SSです。宗介×かなめとミスリルのオールキャラでトンチキな発明をする話。一部年齢制限のある描写がございますので、ご配慮ください。
SRT、研究部員たち、アーム・スレイブ整備員をはじめとする、その『実験』の関係者たちは、ずらりと並んだモニタを見上げていた。 モニタに...
「今日の実験は終わったばかりだ。なにも、急いで行くことはないのではないか? 千鳥」 心無しか不服そうに、宗介はかなめの後をついていく。Tシ...
太陽はすでにだいぶ西へと傾いていたが、赤道近くにあるメリダ島は、うんざりするような暑さを保っている。座って釣り竿を垂れているだけでも自然と汗...
『こっちはオーケーよ! テッサ、ミラ、そっちは?』 コクピットでキーボードを叩くかなめの姿がモニタに映る。親指をぐっと突き出して、研究室へ...
「まったく……本来なら軍法会議ものですよ!?」 「はっ。申し訳ありません、大佐殿」 「次は、さすがに私も上にあげなければいけませんからね...
呼び出された宗介とアルは、言葉にできない居心地の悪さを感じていた。原因のひとつは、目の前の二人―――ブルーザーとノーラ―――の妙に親密で連係...
理不尽な精神的折檻から逃れた宗介は、ぐったりと廊下を歩いていた。脳みそに筋肉があったとしたら、間違いなく普段使わない筋肉を酷使しているはずだ...
「ちょっと、ソー……」 抗議の声が宗介のくちびるに吸い込まれる。驚いたものの、かなめは素直に応じた。なんとなく、宗介が疲れていることを察し...
「今、何時……?」 ようやく呼吸が整うと、かなめは気だるそうに上に覆いかぶさっている宗介にたずねた。 「……23時18分だ」 こちらも...
「やはりな。にらんだ通りだ」 深夜2時。 無人の格納ドッグでは、暗闇と静寂の中、整然とASが並んでいる。死んだように動かないASたちの中...