鉄壁のブラザー・シップ(5)
「まったく……本来なら軍法会議ものですよ!?」 「はっ。申し訳ありません、大佐殿」 「次は、さすがに私も上にあげなければいけませんからね...
るろうに剣心、フルメタル・パニック!、ガンダムSEEDなどの同人小説・漫画保管庫です。
「まったく……本来なら軍法会議ものですよ!?」 「はっ。申し訳ありません、大佐殿」 「次は、さすがに私も上にあげなければいけませんからね...
呼び出された宗介とアルは、言葉にできない居心地の悪さを感じていた。原因のひとつは、目の前の二人―――ブルーザーとノーラ―――の妙に親密で連係...
理不尽な精神的折檻から逃れた宗介は、ぐったりと廊下を歩いていた。脳みそに筋肉があったとしたら、間違いなく普段使わない筋肉を酷使しているはずだ...
しとしとしとしとしとしと。 秋の雨は冷たくて、どこかやさしい。何もかもが水煙の向こうにかすんで、街は青いヴェールに包まれたように――― ...
「ちょっと、ソー……」 抗議の声が宗介のくちびるに吸い込まれる。驚いたものの、かなめは素直に応じた。なんとなく、宗介が疲れていることを察し...
「今、何時……?」 ようやく呼吸が整うと、かなめは気だるそうに上に覆いかぶさっている宗介にたずねた。 「……23時18分だ」 こちらも...
「やはりな。にらんだ通りだ」 深夜2時。 無人の格納ドッグでは、暗闇と静寂の中、整然とASが並んでいる。死んだように動かないASたちの中...
「本日から、いよいよSRTメンバーによる汎用テストを開始します。これまでのAS操作法とはだいぶ勝手が違うかと思いますが……。昨日ご覧になった...
「ソースケ、どこ行くの?」 テクニカル・ブリーフィングの後、思い思いに散っていく面々の中で、一人廊下を逆行していく宗介をかなめが呼び止めた...
「えーと、『コンバット・レーション(ムスリム向け)』。1、2、3……15箱」 「了解」 「次、『ガソリン・ランタン』。……35セット」 ...