短編 潮騒 せなか。真っ白な背中。偶然の産物だった。薫の居る部屋に入ろうと手にかけた扉の隙間から、着替えるために肌を晒していた彼女の背中が見えた。そこに傷はなかった。そんな当たり前のことが、ひどく縁を混乱させた。彼が知っている唯一の女性の背中には、大き... 2017.01.08 短編